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大型スクリーンに映し出される阪神・淡路大震災当時の街の様子を見つめる新成人=11日午後、神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(撮影・風斗雅博)
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大型スクリーンに映し出される阪神・淡路大震災当時の街の様子を見つめる新成人=11日午後、神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(撮影・風斗雅博)
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 「成人の日」の11日、神戸・阪神間の各自治体でも成人式が開かれた。阪神・淡路大震災から17日で21年。今年から新成人は全員が震災後の生まれとなった。ふるさとの復興とともに育った若者たちは大人になった今、震災をどのようにとらえているのか-。成人式の会場で耳を傾けた。

 「阪神・淡路の教訓を生かしたい」。そんな思いを抱き、神戸学院大で地域防災を学ぶ福原克弥さん(20)=神戸市西区=は、東日本大震災の被災地などでボランティア活動を続けてきた。

 それでも「被災を経験していない僕らの世代は、地震の本当の恐ろしさを理解しにくい」と感じるという。事実、震災について「現実味がない」「物心ついたときには街はきれいになっていた」という新成人の声も少なくなかった。

 「待っていても何も学べない。自分たちから記憶を引き継ぐ行動を起こしていきたい」と福原さん。今後、阪神・淡路の被災者から学生が体験を聞く催しを開くつもりだ。

 震災で祖母を亡くした大阪大2年の浅山智也さん(20)=西宮市=は「大人たちが苦労して復興を実現していく中で育ったのが、僕らの世代。両親が語り継いできたものを大事にしたい」と思いを語った。

 神戸親和女子大2年の伊山美(み)汐(しお)さん(20)=神戸市北区=の両親は震災時に同市内の避難所運営に携わった縁で結婚した。毎年1月17日が近づくと、両親から傷ついた神戸の街の様子を聞かされた。

 昨年秋、神戸市職員の父純造さん(43)が派遣されている宮城県石巻市を訪ねた。津波の爪跡が今も生々しく残り、さら地が広がっていた。「夢は学校の先生」という伊山さんは被災の現実を目の当たりにし、「防災を学び、子どもの命を守る」と心に決めた。

 「神戸市消防局で働く父から被災地の様子や体験を聞いて育った」と話す神戸常盤大2年の浦上祥由美(あゆみ)さん(20)=同市西区。大学では看護を学び、震災直後の医療現場の様子も映像で知った。「搬送された人を助けようと誰もが必死。私も震災が起きても動じず、必ず人を助ける思いを持ち続ける」と誓う。

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