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昨年12月に営業を終えた六甲山ホテル旧館=神戸市灘区六甲山町
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昨年12月に営業を終えた六甲山ホテル旧館=神戸市灘区六甲山町

 日本建築学会近畿支部が22日、老朽化で昨年12月に閉館した六甲山ホテル(神戸市灘区)旧館の歴史的価値は高いとして、所有する阪急阪神ホテルズや同市などに存続と活用を求める要望書を提出した。

 旧館は1929年に開業した。宝塚ホテル旧館などを手掛けた建築家の故古塚正治氏が設計。木造2階建てで、欧州の山荘風の雰囲気が多くの人に愛された。戦前に大阪-神戸間で花開いた文化「阪神間モダニズム」を代表する建物の一つとして知られるが、建物は耐震基準を満たしておらず、補強も困難として営業を終えた。

 同支部主査で京都工芸繊維大の笠原一人助教(45)は同市役所で会見。「工夫すれば補強は可能な例も多い。日本の近代建築物として高い価値があり、活用の方法を考えてほしい」と訴えた。阪急阪神ホテルズは「今後の方針は未定」としている。(黒田耕司)

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