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増便などで攻勢をかける新幹線はシェアを拡大=新神戸駅
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増便などで攻勢をかける新幹線はシェアを拡大=新神戸駅
親子連れなどでにぎわう神戸空港の開港10周年記念イベント。対新幹線では年々劣勢に=13日午後、神戸空港(撮影・小林良多)
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親子連れなどでにぎわう神戸空港の開港10周年記念イベント。対新幹線では年々劣勢に=13日午後、神戸空港(撮影・小林良多)

 16日で開港10年を迎える神戸空港。開港以来、ライバル新幹線に苦戦を強いられている。兵庫を含む大阪圏-東京圏のシェアは開港当初、新幹線と航空機は80対20だったが、のぞみの大増発など新幹線の攻勢で次第に後退。2011~13年度は85対15に低下し、15年度も劣勢は変わらなさそうだ。JR東海は将来、リニア中央新幹線が品川-大阪で開通すれば「100対0も可能」と描いており、予測通りなら神戸空港は危機的な状況に直面する。

 JR東海が国土交通省による旅客流動の調査から算出したデータで比較。東京圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県。大阪圏は兵庫県のほか大阪府、京都府、奈良県が含まれる。

 神戸空港が開港した06年は新北九州空港も開港し、JRと航空各社は激しい競争を展開した。新幹線は、同年7月に割安のインターネット予約サービス「エクスプレス予約」を東海道、山陽全線に広げ、ビジネスマンの囲い込みを図った。

 のぞみも大幅に増発。JR西日本によると、新神戸駅に停車する東京行き(定期)は、16年1月は1日当たり52本。06年1月よりも10本多く24%増。早朝では、1本だけだった6時台が4本に増えた。

 2045年にリニア中央新幹線の品川-大阪が現ルート案で全線開業すれば所要時間は67分。対する現在の神戸-羽田の航空機は70~75分前後。空港で必要な搭乗手続きなどを考慮すると、リニアの優位性は高く、JR東海は「ほぼ独占もあり得る」とはじく。

 神戸-羽田便の旅客数は開港1年目(06年2月~07年1月)は約122万8千人だったが、10年目(15年2月~16年1月)は約95万9千人と8割弱に減った。

 便数は開港当時から1便減の1日10往復便を維持し、搭乗率も大きく変わっていないが、航空機の小型化などが響いているとみられる。

 神戸空港を「西の拠点」と位置づけるスカイマークの広報担当者は、羽田線について「新幹線より安い最安6千円の運賃や約1時間15分という所要時間の短さなど利点を生かしたい」とした上で「運用時間(午前7時~午後10時)の規制が緩和されれば、より早朝や深夜を望むビジネスマンや旅行者にも選んでもらえる」としている。(森 信弘)

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