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本番を前に演技と歌の練習を積む出演者たち=芦屋市業平町
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本番を前に演技と歌の練習を積む出演者たち=芦屋市業平町

 東京電力福島第1原発事故の避難者や、東日本大震災の津波で親を亡くした子どもたちが出演するコーラスミュージカルが4月2日、芦屋市で開かれる。「やさしい故郷の日々は今もなお心の支え~愛(いと)しいわが子よ、未来の子よ…」。5年間の思いを歌詞にのせ、練習にも熱が入っている。(鈴木久仁子)

 指導するのは芦屋市の声楽家檀美知生さん(69)と元教諭の村嶋由紀子さん(68)夫婦。東日本大震災後に「私の好きなこの街復興支援プロジェクト」を立ち上げ、岩手県陸前高田市の子どもたちとミュージカルを上演した。以来、音楽を通した交流を続けている。

 タイトルは「雪の女王」。アンデルセン原作の童話をもとに、村嶋さんが脚本にし、演出する。物語は放射能汚染をさせた人間に怒り、雪の女王が子どもをさらったところから始まる。わが子を取り戻そうとする母親たちの波乱の旅。テーマは壮大だが、コミカルな演技や美しいコーラスで誰もが楽しめる内容だ。

 昨年1月、芦屋市で開いたミュージカルに関西への避難者を招待したところ、「私たちもやってみたい」と声が上がった。出演者約50人のうち、福島などからの避難家族6組がステージに立つ。陸前高田で一緒に舞台をつくり上げた小学生の遺児ら5人も本番に合流し、声を合わせる。

 茨城県から神戸市北区に避難している橋本陽子さんは「生活は大きく変わり、孤独だった。参加できてうれしい。ここに来て友達もできた」と話す。

 村嶋さんは「母子避難している母親の強い気持ちに触れて心が動き、脚本を仕上げた。愛と勇気の物語。ぜひ見に来て」と話す。

 午後3時開演。芦屋市業平町の芦屋市民センター・ルナホール。前売り一般2500円、学生1500円(当日300円増)。避難者一般500円。小中高300円。村嶋さんTEL090・9116・8122

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