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花を付けた「ヤクシマソウ」=2015年10月、鹿児島県屋久島町(末次特命講師提供)
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花を付けた「ヤクシマソウ」=2015年10月、鹿児島県屋久島町(末次特命講師提供)

 鹿児島県の屋久島で、光合成をせず地中の菌から栄養を取り込む菌従属栄養植物の新種を発見したと、神戸大大学院理学研究科特命講師の末次健司さん(28)=生態学=らが発表した。20日発行の植物研究雑誌に掲載。ホンゴウソウ科の一種で「ヤクシマソウ」と命名した。同科の新種では国内初という。発見場所は立ち入りが規制されておらず、末次さんは早急に周辺の環境を保全するよう訴えている。

 研究論文は、東京大大学院の塚谷裕一教授、東北大の大橋広好名誉教授との連名。

 昨年10月、屋久島南端の森林で島内の写真家男性と発見。地上部の高さが3~5センチで、ホンゴウソウと似ていたが、黒紫色で雌花の形状が異なることなどから新種と分かった。屋久島の固有種の可能性もあるという。

 菌従属栄養植物は光が届きにくい場所に育ち、ほとんど地中に隠れている。小さく目立たないため、発見例は少なく、あまり研究が進んでいないという。多くは絶滅危惧種に指定されている。

 末次さんは「菌従属栄養植物が育つのは、環境が豊かな証拠。発見地周辺を森林伐採ができないエリアに指定するなど、対策が急務だ」と話している。(上田勇紀)

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