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「2、3カ月が勝負」 神戸大卒、ヤクルト・塚本
笑顔でファンにサインを渡すヤクルトの塚本浩二投手 |
今年もまた100人近くの選手が、プロ野球の世界の門をたたいた。ヤクルトから育成ドラフト2位で指名された塚本浩二投手もその一人。神戸大出身では初のプロ野球選手で、高校の家庭科の教員免許を持つという珍しい肩書の持ち主だ。
大阪・豊中高から神戸大に進学する際、「何となく、人気がなさそうだから」と発達科学部を選んだ。食教育を学び、卒論は「子どもの食に関する、間食と意識付け」というのがテーマ。教員免許も「いずれ高校野球の監督になるときに、役に立つかな」という軽い気持ちで取得した。
卒業後にいったん社会人野球に進んだが、「プロを目指すなら近道かなと思った」と四国アイランドリーグの香川へ。シーズンオフは塾の講師やうどん屋などのアルバイトで生計を立てながら、下手投げの右腕として少しずつ頭角を現した。
最初は本塁まで届かなかったというが、ロッテの渡辺俊を参考に磨き上げた。スライダー、カーブ、シンカーと多彩な変化球を操る一方で、直球は130キロが年に1回出るかどうかという程度。だが、打者のタイミングをずらすことに集中し、球速の遅さを武器にしようと考えている。
ルーキーとはいえ、もう27歳。「1年勝負と言わず、2、3カ月勝負」と塚本。念願のプロになった喜びをかみしめる間もなく、支配下登録を目標にして、体を鍛え直している。
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