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スポーツ

胸の差でV、初出場の北村聡 姫路城ロードレース1部 

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1部は3選手が同タイムでゴールする大接戦。北村聡(中央)が着差でjかわして優勝を飾る(撮影・笠原次郎)

 陸上の第49回姫路城ロードレース(神戸新聞社後援)は11日、姫路市内で行われ、書写橋北スタート、東洋大姫路高フィニッシュの1部(男子18歳以上)10マイル(16・093キロ)は初出場の北村聡(日清食品グループ、西脇工高-日体大出)が47分57秒で優勝した。2位佐藤敦之(中国電力)と3位の大森輝和(四国電力)も北村と同タイムでゴールする接戦だった。

 1部のレースはスローペースで展開した。終盤は北村、佐藤、大森の三つどもえの争いになり、北村が胸の差で制した。

 3-5部は東洋大姫路高発着の5キロで行われ、5部(女子兵庫県内中学生)は稲美北(稲美町)1年の福田有以が16分43秒の好記録で勝った。3部(同男子)は小川誉高(龍野西=たつの市)が15分20秒で2連覇した。

■三つどもえ制す 先輩ランナーに胸の差 1部

 3選手がフィニッシュテープになだれ込む。佐藤がガッツポーズ。北村は「くそー、負けた」と残念がったが、その後北村が先着していたと判明。思い切り胸を突き出してゴールした執念が、地元大会での優勝を引き寄せた。

 残り1キロ付近、先頭集団のスピードがようやく上がり始めた。大会記録保持者の大森、五輪マラソン代表の佐藤、そして実業団ルーキー北村の3人による争いになった。左折し、ゴールがある東洋大姫路高の敷地へ入ると、大森が一瞬減速。北村はそれを逃さず、かわした。

 「調子がよくなかったから、スローペースになってラッキーだった。運ですね」と北村。屈指の先輩ランナーたちを抑える結果となり、喜んだ。

 高砂市出身のホープは「一度は世界陸上か五輪の日本代表になりたい」と思いをはせる。春からのトラックシーズンで世界選手権(8月・ベルリン)一万メートルの参加標準記録A(27分47秒00)突破を狙う。

(藤村有希子)

 1部2位・佐藤敦之(中国電力=胸の差で敗れ)「勝ったかなと思ったけど。疲れがある中で上位に絡めたのはよかった。春に海外のマラソンを走れたらいいなと思う」

 2部優勝・沖田涼太(広島・如水館高=同校勢2連覇)「去年1位だった先輩(藤岡幸太郎)のタイムよりちょっと悪い。優勝に満足せず、駅伝で10キロを走れるように頑張りたい」

 3部優勝・小川誉高(龍野西=独走での2連覇にも)「タイムが全然よくなくて満足できない。2キロから粘れなかった。高校ではインターハイ(全国高校総体)五千メートルで日本人1位になりたい」

 4部優勝・荒井七瀬(京都・立命館宇治高=1着にも納得せず)「集団を引っ張ることができず、まだまだ力が足りない。高校最後のシーズンになる来季は、全国高校駅伝で優勝したい」

■中1福田が驚異の走り 5部

 5部は5キロ初挑戦だった稲美北1年の福田が豊かな才能を見せた。同時スタートの4部で1着の立命館宇治高選手からわずか1秒遅れの16分43秒。「初レースにしてはいい記録」と声を弾ませた。

 「どれくらいのペースで走ればいいか不安だった」というが、先輩らに全く引けを取らなかった。3キロすぎでは高校生も抜き、4、5部を通じてトップに立った。最後は、前回覇者でチームメートの2年横江を抑えた。

 千五百メートルで、中学1年生として日本で初めて4分半の壁を破った逸材。「今年は練習を頑張ってどんどん記録を伸ばしたい」と意欲十分だった。

(2/11 19:50)


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