スポーツ
「よくやった」応援団、選手ねぎらう センバツ報徳
逆転を信じ、懸命に声援を送る報徳応援団=1日午前、西宮市の甲子園球場(撮影・田中靖浩) |
「逆転」の祈りは届かず-。一日、甲子園球場であった選抜高校野球大会準決勝。西宮市の報徳は優勝した二〇〇二年以来、七年ぶりの決勝進出を目指したが、清峰(長崎)に1-4で敗れた。序盤に先制を許す苦しい展開。だが、大会屈指の右腕、今村猛投手の連続無失点を止め、今大会三試合目となる無失策など、随所に持ち味を発揮した。逆転を信じ、声をからした応援団は「よくやった。まだ夏がある」とねぎらいの言葉を送った。
一塁側アルプス席は卒業生や保護者、在校生ら約千人が駆け付け、ほぼ満席。五回までに4失点と劣勢に立たされたが、準々決勝までの打率が七割を超えた平本龍太郎捕手(17)が在籍していた少年野球チーム「兵庫タイガース」の恩師吉嶋哲也さん(35)=芦屋市若葉町=は「試合前に『リードを頑張りたい』と連絡があった。打撃でもチームに貢献を」と激励した。
エース宮谷陽介投手(17)の母経子さん(51)=西宮市泉町=は「思いもしなかった準決勝という舞台に立てたので感動している。悔いのない試合をしてほしい」と祈るような表情で見守った。
八回には1点を返して意地を見せた。ゲームセットの瞬間はため息に包まれたが、硬式野球部OBの大学職員黒野秀晃さん(25)=神戸市西区=は「弱いチームが一戦一戦力をつけ、本当によくやった。夏が楽しみ」とねぎらった。(上杉順子、堀内達成)
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