但馬
浜坂-香住の山陰海岸を一望 遊覧船12年ぶり復活
竜宮洞門。遊覧船からは、日本列島誕生の歴史が堪能できる=新温泉町(同町提供) |
遊覧船で浜坂-香住の山陰海岸を一望しませんか-。兵庫県とJRグループなどが4月から県内で展開する「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン(兵庫DC)」に合わせ、12年前から往来が止まっている新温泉町-香美町間の遊覧船運航が復活する。約2カ月間の限定で、「世界ジオパーク」入りを目指す山陰海岸の地質遺産が一気に味わえる。(大盛周平)
運航するのは、遊覧船かすみ丸(香美町香住区)と但馬海岸遊覧船(新温泉町芦屋)。
両区間には、日本列島誕生時の痕跡でもある奇岩や島が豊富にある。香美町の「鎧の袖」「釣鐘洞門」や、新温泉町の「三尾の大島」などは、国や県の天然記念物にも指定されている。遊覧の所要時間は一時間半程度。
ところが、観光客の減少などから両遊覧船は一九九七年六月、航路を再編。以来、それぞれ町境周辺までの比較的短い航路で運航を続けてきた。
両町や豊岡市などの山陰海岸は昨年、地質公園「日本ジオパーク」に登録されたが、関係自治体や観光団体などが「世界ジオパーク」への昇格を目指して活動しており、兵庫DCに合わせた特別運航が決まった。
運航は四月一日から六月三十日。両遊覧船が浜坂漁港発と香住漁港東港発で、それぞれ週一回、往復する。往路か復路でJR山陰線も利用し、海と陸から余部鉄橋を観賞する-などの使い方もできる。ただ、往復でほぼ半日かかることなどから、両遊覧船の負担は重く、期間後について継続する予定はないという。
新温泉町の「いわつばめ号」の川口茂船長(77)は「遊覧船を知ってもらういいアピールになる」。かすみ丸の山口都子代表取締役は「日本のジオパークに認められた所を、ゆっくり見てもらえれば」と話している。
水曜日には、いわつばめ号が午前九時浜坂発、同十時五十分香住発で運航。木曜日には、かすみ丸が午前十時香住発、同十一時三十五分浜坂発で往復する。片道大人二千円、小学生以下千円。但馬海岸遊覧船TEL0796・82・1904、遊覧船かすみ丸TEL0796・36・0571
(2/12 10:12)

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