但馬
子育て放棄は別居が原因? 豊岡のコウノトリペア
エヒメの巣から巣材を人工巣塔に移す飼育員ら=豊岡市、県立コウノトリの郷公園(同公園提供) |
野生コウノトリの雌(通称エヒメ、推定三歳)が今年、卵を十個も産んでいるのに、いずれもペアの雄が巣から捨てたり、カラスに補食されたりしていることから、兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は十一日、対策を講じると発表した。卵遺棄などはペアの雄が別に巣を作っていることが原因とし、同公園は二羽の巣を一つにすることにした。
同公園によると、このペアは巣を二つ持つため、交尾して産卵はするが、巣や卵の防衛、抱卵などの繁殖行動を共同でしないとみている。
そこで、両方の巣を撤去し、古い巣があった場所にはシートやロープを使って営巣を阻害し、同公園内の人工巣塔にペアを誘導。一つの巣で繁殖させることにした。同日早速実行した。
雄はまだ二歳で、繁殖するにはまだ若いという。これまで卵四個を遺棄しているが、最近は捨てなくなってきている。
同公園の大迫義人主任研究員は「このまま放置しておくと繁殖期が終わってしまう。エヒメは大陸産の個体なので、ぜひひなをかえして豊岡の血統に入ってほしい」と話していた。(三上彰規)
(4/12 10:08)

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