丹波
県内一の茶所、条例で景観保護へ 篠山・味間奥
茶畑の中に、風格のある農家が立つ=篠山市味間奥 |
県内一の茶所として知られる篠山市味間奥(あじまおく)がこのほど、県緑条例に基づく「計画整備地区」に認定された。地元の住民団体が土地の利用方法や建築物の高さ、色、広さなどにルールを設け、茶の産地としての素朴な風景を守っていく。住民は「子や孫の世代にありがとうと言われる古里にしたい」と話している。緑条例の適用は市内六カ所目で、地区の規模は最大。(敏蔭潤子)
区域は百五十二ヘクタールで、人口は約百五十世帯の約四百六十人。茶畑の中に高い塀と門扉を設けた独立性の高い家屋や、畑や垣根で囲まれた昔ながらの農家が点在する。
だが、近年、舞鶴若狭自動車道の開通、JR福知山線の複線化などで新興住宅が建設され、景観が変わりつつある。高齢化により茶畑の荒廃も進み、住民は無秩序な宅地化を懸念、土地利用のルール作りに向け、二〇〇三年、「味間奥里づくり協議会」(波多野恭守会長)を結成した。
五十回以上集まり、地元の魅力や課題を話し合った。〇七年には、八十人が撮った約千枚の写真をもとに「味間奥の風景カルタ」を作成。今年一月に「地区整備計画」をまとめ、このほど県から緑条例の適用を受けた。
土地の利用目的を農地、集落居住地、散策地などに分け、新興住宅や工場の建設地を限定。新築住宅は敷地面積を二百五十平方メートル以上などと定めた。同協議会が「景観にそぐわない」「乱開発に当たる」と判断すれば、ストップをかける。
同協議会は四季を楽しむために緑化プランも策定し、ツバキやツツジの森、昆虫ビオトープ作りも計画している。
(4/11 11:33)

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