![]() (掲載日:2002/02/21) |
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2.巨大な「情報の街」に入る あなたは追跡されている 便利さと引き換えに 推定利用者数二千三百万人。「YAHOO!JAPAN」(本社・東京)は、国内最大のポータルサイト、つまりインターネットの玄関だ。キーワード検索からニュース、買い物、オークション、掲示板、旅行予約まで五十四種のサービスを提供する。 この巨大な情報の街に立ち入る人は、知らないうちに「識別票」を持たされる。いつ街に入り、どこへ立ち寄り、何を見たかが記録される。例えば、どんなニュースに興味を持ち、どこへ旅行しようとしているかまでもがデータとして蓄積される。一度街から立ち去っても、記録は生き続ける。 ◇顔なじみ客◇ 識別票は「クッキー」と呼ばれる。多くのサイトがそれぞれのクッキーを発行するわけだが、訪問者はクッキーを持たされることで「顔なじみ」としてのサービスを受けることができる。 例えば世界的に有名な書籍通販サイトでは、一度でも購入すれば、次回からは、過去に購入したり検索したりした本が自動的に表示され、クリック一つで本が買える。 ―と、ここまでは問題の入り口。 クッキーだけでは、それがどこのだれなのかは分からない。しかし、利用者が任意に入力する個人情報と関連させれば、話は別だ。 「YAHOO!JAPAN」はプライバシーに配慮し、統計目的以上の個人情報の蓄積は避けている。ただし、「どこまで情報を蓄積するかは事業者のモラル次第」。 そこで私たちは、いくつかの大手サイトに取材依頼のメールを送った。しかし同社以外からは回答がなかった。 ◇二者択一 クッキーは「怖いほど便利な」買い物を可能にする。一方で、蓄積されたデータを精密に分析すれば、それぞれの個人向けの広告までできる。 ネット関係の法律にくわしい岡村久道弁護士(大阪市)は「電子商取引分野に重点を置いた個人情報収集の規制が必要」との立場。「このままだとインターネットは、便利さと引き換えに個人情報を売り渡すか、何も利用しないかの二者択一しかなくなる」と警告するのだが。 |
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