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New OSK日本歌劇団が旗揚げ公演
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2004/04/22
伝統継承へ決意新たに/課題は運営基盤の安定 関西を代表する劇場の一つ、大阪松竹座に「New OSK日本歌劇団」の団員たちのはつらつとした声が響いた。 「春のおどりはヨーイヤサァ!」―。 OSKの元団員有志らでつくる「OSK日本歌劇団存続の会(存続の会)」(大阪市)主催による旗揚げ公演「春のおどり」。今月八日から五日間にわたった公演には三十二人が出演し、日本舞踊やラインダンスなどを繰り広げ、最後はOSK名物「傘(かさ)回し」を披露し、連日満員の大成功を収めた。 娘役として舞台に立った伊丹市出身の美砂(みさご)まりさんは「解散からの日々を考えると感無量。あらためて身の引き締まる思いです」。ファン歴十年以上という神戸市内の主婦(62)は「生まれ変わったOSKが再び黄金期を迎える予感がした」と話す。 OSKは一九二二年に松竹楽劇部として創設され、その後、大阪松竹歌劇団と改称した。宝塚歌劇団と並び称された時代もあった。 が、近年、動員数の減少もあって赤字体質に陥り、近鉄が経営改善計画の一環で支援打ち切り。グループからの年間約三億五千万円の支援で帳じりを合わせてきただけに、運営は困難となった。近鉄側は「精いっぱい努力したが、他に道はなかった」とする。 支援打ち切りを受け、元団員らが存続に向けて奔走。大貴誠さんら俳優たちが署名活動に立ち、二十万人分を近鉄や大阪市、大阪府などに提出したが、昨年五月、解散に追い込まれた。 直後から、約七十人の元団員のうち二十三人が「存続の会」を結成し、翌月、法人化。活動資金を市民から募り、約二千万円をもとに数度の公演を経て旗揚げにこぎ着けた。 新劇団の最大の課題は運営基盤の安定。存続の会では年間運営費を三億五千万―四億円とはじき、小さな公演を数多くこなすことで克服したい考え。昨秋には団員育成を図る研修所を設立し、今年に入ってファンによる友の会もスタートさせるなど、体制固めにも力を入れる。六月からは大阪市の協力を得、複合娯楽施設「フェスティバルゲート」(同市浪速区)に稽(けい)古場を構える予定だ。 ホームグラウンドとなる劇場はまだ定まっておらず、試行錯誤の中での出発だが、存続の会会長で団員の〓津たかしさんは「市民の支援で生まれた劇団であるからには、大阪以外の各地も回り、幅広く親しまれる存在に」と意気込む。 今後の公演予定も徐々に固まり始め、娘役トップとして一世を風靡(び)したOSKOGの長谷川恵子さん(61)は「その後に独自の活動をしている人も含め、元団員全員が芸を磨き、自立を果たしてほしい」とエールを送る。 〓は土の下に口[ 文化バックナンバー ] | |
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