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JR姫新線、高速化事業が本格化 |
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| 2007/05/29
住民が応援隊/小学校が“鉄道授業”
JR姫新線は姫路―新見(岡山県新見市)を結ぶ一五八・一キロで、一九三六年に全通。利用者数は六五年度の約五百九十万人をピークに減少し、二〇〇五年度は約二百四十万人=グラフ。 沿線自治体でつくる「姫新線姫路上月駅間電化促進期成同盟会」の要望などを受け、〇五年、姫路―上月間五〇・九キロを非電化のまま高速化する事業が決まった。 JR西日本と県、地元市町が約八十億円をかけて整備。利用が多い姫路―播磨新宮間で八分短縮するなどし、年間約三百万人の利用を見込む。 □ 新型車両は現行の約二倍の馬力で、最高時速を八十五キロから百キロに引き上げる。JR山陽線の普通電車並みの加速性能を持ち、各駅への到達時間を短縮する。車両は姫路駅周辺の高架化が完成する〇八年度にお目見えするが、高速運転は姫新線の工事完了後となる。 枕木をコンクリート製に取り換え、カーブ区間では、レールの内側と外側の高低差(カント)を広げ、軌道を改良する。単線の同線での衝突防止のため、緊急時に避難できる側線を上下線に設け、車両が同時に駅に進入できるようにする。運行を一カ所で集中制御するシステムなども整える。 □
設備改良とともに不可欠なのが、鉄道利用を促すソフト面の工夫だ。 国、県の補助事業として、JR余部駅(姫路市)と県立大書写キャンパスとの間にバスを運行、学生や住民らの姫新線への乗り継ぎに利便を図る社会実験を実施中。六月には沿線住民らによる支援組織「姫新線マイレールクラブ」が発足し、イベントの企画や情報発信に取り組む。 県立大環境人間学部の福島徹教授は「車で駅まで行き、電車に乗る『パーク&ライド』や、環境に配慮した生活様式、スローライフなどの考え方を取り入れ、公共交通を大切にする意識を広げることで、利用促進につながるのでは」と指摘する。 たつの市立小宅小学校では本年度から、児童が身近な鉄道に触れ、親しんでもらう取り組みを始めた。総合学習の時間を活用し、四年生約百七十人が一年間、姫新線の歴史や現状を学び、成果を発表する。 利用状況や印象を聞くアンケート、車両見学、地域づくりに携わる住民による授業などを通じ、鉄道の課題や役割を考える。井口浩一教諭(42)は「便利さの追求だけではなく、沿線住民の思いや地域の魅力を、子どもたちが感じ取る機会になれば」と期待している。 [ NEWS&ニュースTOP ] |
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