| 兵庫のきら星 ―国体の注目選手たち | ||||
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| 10.ソフトテニス 玉泉春美 | (2006/08/25) |
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| 支えてくれた人たちに恩返しをしたい アジアの女王/最後の晴れ舞台
今季限りで引退を決めている。「気合入ってます」。兵庫国体は、ただの地元国体ではない。 活発な子どもだった。片道20分の小学校の通学路では、遅刻するわけでもないのにいつも走っていた。スポーツ万能で、短距離走も持久走も一番。負けん気が強く、何でも一番でないと嫌だった。中学や高校では駅伝も走った。 小学校時代は父が監督を務めるバレーボールクラブに所属した。2つ年上の姉にあこがれ、中学ではソフトテニス部に入った。小柄だったが、体全体を使ったスピードボールは当時から。3年で九州大会を制し、高校ではインターハイ制覇。強打を武器に、1人でポイントが奪えた。だが、社会人で壁にぶつかった。強打だけでは通用しない。打っても打っても返ってくる。焦り、もがく日々が続いた。光が差したのは4年目だった。持ち味を引き出し合えるパートナー上嶋亜友美と出会い、前衛を生かすプレーを覚えた。7割の力でコースを突き、先の先まで考えて攻撃を組み立てる。翌年、全日本選手権で初優勝。その後、国内の主要タイトルをすべて手にし、昨年の東アジア大会では3つの金メダルを獲得した。 「天才型」といわれるが、玉泉をよく知る金治義昭監督の見方は違う。「今も若い子より練習する。自分に厳しい努力家」。追われ、研究される立場。勝ち続けるのは容易ではない。陰で悩み、やめようと思ったことも何度もある。思い返し、目に涙を浮かべた。「支えてくれた人たちに恩返しをしたい」。第二のふるさとで、集大成のプレーをみせる。 (永見将人)
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