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度肝抜く3Dの空中戦
何度も映画化されてきたアレクサンドル・デュマの「三銃士」が、21世紀のスクリーンに復活。船の空中戦が3Dで飛び出す。ポール・アンダーソン監督は「現代の観客が楽しめる展開を心掛けた」と語る。
17世紀フランス。田舎で剣術を磨いてきた若者ダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、パリで憧れの三銃士と出会い、仲間入りを果たす。国王の信任を得た銃士たちだが、陰謀を巡らす枢機卿リシュリュー、悪女ミレディ、英国のバッキンガム公が立ちはだかる。
アクションとロマンスの融合で人気の題材。今回も剣劇アクションがたっぷりだが、度肝を抜くのが、空中での巨大船の一騎打ち。レオナルド・ダビンチがヘリコプターに似たものをデザインしていた史実を基に、飛行船が完成したという設定だ。
アンダーソン監督は「バイオハザード」シリーズでファンに支持されてきた。「僕はリチャード・レスター監督の三銃士が大好き。若い人はディズニー版がいいと言う。古典の堅苦しさを脱ぎ捨てた僕の版は、今の世代に喜んでもらえると思う」
8台の3Dカメラを用い、バロック様式の宮殿が残るドイツ・バイエルン州などでロケした。
キャスティングでも意表を突く。主人公ダルタニアン役のラーマンは、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」で注目を集めた。撮影時18歳。原作と同年齢の俳優が演じるのは初めてだ。
バッキンガム公役でオーランド・ブルームが初の悪役に挑戦。悪の華ミレディを演じるのは監督夫人のミラ・ジョヴォヴィッチ。「ミレディは17世紀のボンドガール」(アンダーソン監督)との表現がピタリとはまる妖艶な魅力をまき散らしている。
1時間51分。28日からOSシネマズミント神戸などで公開。 |