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尼崎JR脱線事故

JR脱線事故で追悼演奏会 同志社女子大

本番に向け練習に励む友人ら=京都府京田辺市、同志社女子大学・京田辺キャンパス

本番に向け練習に励む友人ら=京都府京田辺市、同志社女子大学・京田辺キャンパス

 尼崎JR脱線事故で亡くなった同志社女子大特別専修生の大森早織さん(23)=神戸市北区=の「追悼礼拝・追悼演奏会」が七月二日、京都府京田辺市の同女子大で開かれる。音楽学科で大森さんと声楽を学んだ同窓生らが企画、本番に向け練習に励んでいる。「さおりん」の愛称で親しまれ、「周りを明るくする光のような人だった」という大森さん。「さおりんをもう一度舞台に」と、大森さんがヒロインを演じたオペラ「フィガロの結婚」の映像も上映する。(中島摩子)

 声楽家を目指していた大森さんは、同大音楽学科声楽コースを卒業。今春から同大音楽学会「頌啓会」の特別専修生として学んでいた。事故の朝は、通学途中だったという。

 友人の清水愛子さん(22)=京都市=らは「まだどこかにいるんじゃないか。死が結びつかない」と悲しみにくれたが、「いつまでもシクシクしてないでって、明るいさおりんに怒られそう。前を向き、さおりんが喜んでくれるような演奏会を」と五月中旬に頌啓会と合同で計画を立てた。

 同窓生は週一、二回集まり、同学科の中村利男教授(59)が指導。練習では「よっしゃ。大森さんが乗り移ったみたいにやわらかい声や」「天国で見てる人がいるんやから」などと励ましている。

 大森さんと同じ特別専修生の澤中恭子さん(22)=大阪市=は「さおりんの歌声は、ピーンとしていて、一度聞いたら忘れられない。どんな人も魅了する歌声だった」と話し、「さおりんの音楽レベルに恥じないように」と真剣な表情で練習に臨んでいる。

 追悼礼拝・追悼演奏会は二部制で、第一部はフォーレ作曲の「レクイエム」など二曲を披露。第二部は大森さんの映像を交えながら「フィガロの結婚」の一部を演じるほか、所属していたテニスサークルのために大森さんが作曲したオリジナル曲を合唱する。

 仲間らは願っている。「さおりん、天国で一緒に歌ってね」―。午後二時から新島記念講堂で。

(2005/06/29)

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