記事の見出しへ

記事の検索へ

あの日からの物語 震災15年

(5)鈴木孝典さん(神戸市灘区) 人ありて町足湯でつなぐ笑顔

足湯サービスをする「中越・KOBE足湯隊」の鈴木孝典さん(左)ら=兵庫県佐用町久崎

足湯サービスをする「中越・KOBE足湯隊」の鈴木孝典さん(左)ら=兵庫県佐用町久崎

 昨年末、兵庫県佐用町久崎。夏の水害の傷跡が残る被災地に、学生ボランティア「中越・KOBE足湯隊」のメンバーがいた。

 湯を張ったたらいに足を浸してもらい、手を取ってマッサージをしながら語り掛ける。

 「ご自宅のある場所に水は来ましたか? 大変だったでしょう」

 「うん。長靴を履いて、一日中、家の泥を出した。足が痛くなってね」

 足湯を始めたのは阪神・淡路大震災だった。2004年の新潟県中越地震で復活。07年の能登半島地震からは神戸大、神戸学院大など全国の学生数十人が「―足湯隊」を結成し、全国を巡る。

 復興とともに、足湯への関心は薄れる。「それでも」。神戸大2回生、鈴木孝典さん(20)は言った。「被災地で出会い、語り合った人々に、また会いたくなるんです」

 人ありて町。今年も、足湯隊は各地を訪れる。

(三津山朋彦)
=おわり=

(2010/01/20)

バックナンバー
  • 神戸洋菓子職人
  • Live! VISSEL
  • 兵庫の高校野球
  • 駅伝2011
  • いまもえjp
  • JAZZ
▲このページの先頭へ