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「走る」 第2部 ブームの光景

(2)大学サークル「走りたい」女子急増

神戸大学マラソン同好会のメンバーたち。17日の新入生歓迎バーベキューには100人以上が集まった=神戸市灘区篠原南町5(撮影・吉田敦史)

神戸大学マラソン同好会のメンバーたち。17日の新入生歓迎バーベキューには100人以上が集まった=神戸市灘区篠原南町5(撮影・吉田敦史)

 日曜の正午前。河川敷に100人以上の学生が続々と集まった。「神戸大学マラソン同好会」の新入生歓迎バーベキューだ。

 名札には大学名も。神戸女学院大、甲南女大、武庫川女大…。ここ数年、女子大からの入会が急増し、会員数が膨れあがった。昨年度で約90人。半数は未経験者だ。

 神戸松蔭女大2年の石田優衣さん(19)もその一人。「『ダイエットにもなるよ』『他大学の友達もできるよ』というビラの言葉にやられた」。元会長で神戸大大学院1年の菅家浩之さん(23)は、ビラ配りをしてみて「走ってみたいと思っている子は意外なほど多い」と実感した。「女の子が増えたことで、男子も増えた」と振り返る。

 練習は自由参加。平日午後5時に神戸大に集合し、5〜10キロ走った後、学生食堂で食事をしながら語り合う。授業や就職活動の情報交換からテレビの話題まで。「むしろそっちが楽しみ」と男子学生。やがて、未経験者がフルや100キロマラソンに挑むようになる。

 17日のバーベキュー。神戸女大1年の礒辺奈緒子さん(18)は、同じ大学の2人と参加した。「3人とも1人暮らしを始めたばかりで、本当に寂しいんです」。走りたいというより、友達をつくりたいのが本音だ。

 「きっかけがないと始まらない」と上級生。新生活の春。出会いの場からランナーが生まれる。

(永見将人)

(2011/04/19)

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