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2009年04月27日(月曜日)

兵庫リレーカーニバル 最終日

 2009日本グランプリシリーズ第2戦、兵庫リレーカーニバル(兵庫陸上競技協会、神戸新聞社など主催)最終日は26日、神戸市のユニバー記念競技場で行われ、グランプリ女子一万メートルは中村友梨香(天満屋、県西宮高出)が32分13秒89で日本人トップの2位に入った。優勝はチェイエチ・ダニエル(ユニクロ)で32分3秒76。8月の世界選手権(ベルリン)マラソン代表の藤永佳子(資生堂)は32分58秒78で7位だった。

 グランプリ女子二百メートルは北京五輪四百メートル障害代表の久保倉里美(新潟アルビレックス)が24秒29で制し、同男子八百メートルでは口野武史(富士通)が1分49秒15の大会新記録で優勝

。同男子一万メートルに出場した世界選手権マラソン代表の入船敏(カネボウ)は28分41秒23で8位だった。

 2日間の大会では、一般・高校男子やり投げでディーン元気(市尼崎高)が兵庫高校新記録を樹立したほか、計10種目で大会新記録が生まれた。


中村、面目の粘り 女子1万メートル2位


グランプリ女子1万メートルで日本人トップ争いを演じる中村友梨香(右)と小崎まり(撮影・大森 武)

 ■世界向け課題克服誓う

 中村はグランプリ女子一万メートルで日本人最高の2位。五輪マラソン代表として地元で面目は保ったが「きついところで離れてしまった」と反省の言葉が口をついた。

 前半は、1000メートル3分15秒のペースで引っ張るダニエルについていた。しかし、ダニエルがスピードを上げた6000メートル付近からは脱落。終盤に落ちてきた小崎をかわし、辛うじて2位を確保した。

 前回はマラソン練習の最中に出場し、世界選手権の参加標準記録Aを破る31分31秒95をマーク。今年は本格的にスピード練習を積んだが、前回より遅いペースの先頭についていけなかった。「長い距離の中でそのスピードを出すことが課題。途中も踏ん張らないと勝負できない」と痛感した。

 昨年は初マラソンで五輪代表入りを決め、本番は13位。2012年のロンドン五輪へ「まぐれじゃなくて実力を伴って出場し、メダルを取りたい」といったんマラソンを封印、スピード強化に力を入れる。「練習でも粘り切れていない。粘り強い練習をしないといけない」と中村。気合を入れ直し、トラック種目で世界選手権を目指す。(藤村有希子)


久保倉地力の差 『専門外』で優勝 女子200メートル


グランプリ女子200メートルを24秒29で制した久保倉里美(撮影・岡田育磨)

 ■「本職」への弾みに

 「しっかり23秒台を出しておきたかったんですけどね」。グランプリ女子二百メートルを制した久保倉は苦笑いした。

 スタート直後に上体を起こしてしまい、スムーズに加速できなかった。地力で後続には十分な差をつけてゴールしたが「練習でやったことが次々と頭に浮かんできて集中していなかった」と悔やんだ。

 専門は四百メートル障害。今回は、今季の課題に挙げる前半200メートルのスピード強化の一環だった。同種目で日本女子初の出場を果たした北京五輪の準決勝で「世界トップクラスの選手と、前半で全然勝負にならなかった」と感じたからだ。

 「本職」の今季初レースとなる5月の国際グランプリ大阪大会は「記録より内容重視。前半から積極的に攻めたい」。さらに「日本選手権(6月)までに形を完成させ、世界選手権では五輪でできなかった『自分の走り』をしたい」と誓った。(大城周子)


日本人首位は6位岡本 男子1万メートル


グランプリ男子1万メートル 2位集団を引っ張る岡本直己(26)=撮影・岡田育磨

 ■有力選手欠場相次ぐ 「世界標準B」突破ならず

 報徳高出身の木原ら有力選手が欠場したグランプリ男子一万メートル。日本人トップは、世界クロスカントリー選手権代表の岡本だった。

 世界陸上参加標準記録B(28分12秒00)突破を狙っていた。それを達成するには、やや消極的なレース運びだった。

 終盤には、入船から2位集団の先頭を奪い返すなど粘りは見せたが、最初の1000メートルで外国勢から離れてしまったのが響いた。

 本人も「(この日の外国勢は)そんなに速いペースではなかったし、ついていくべきだった」と振り返った。

 今後は世界選手権出場に望みを懸け、6月新潟でのレースに臨む。「しっかり練習を積んで再挑戦したい」と誓っていた。


新社会人口野、堂々大会新V 男子800メートル

グランプリ男子八百メートルは今春富士通に入社した口野が制した。社会人初レースながら大会新をマークする堂々の内容だった。

 4月中旬まで研修で練習ができなかったが、レースでは力強い走りを見せた。「環境が変わった中で結果が出てうれしい」と口野。「(1分)47秒の壁を破りたい」と新たな目標を掲げた。


 
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