康子記者磯辺康子記者の見聞記

車がなくちゃ(4)厳しい駐車制限

 前回に続き、駐車場にまつわる話題をもう一度。

 日本でも最近導入されているが、米国では車道の両側が駐車スペースになっていることが多い。幹線道路ではたいてい、一台分ご 駐車 とにパーキングメーターが立っていて、そこに硬貨を入れる。制限時間は一時間、二時間と、場所によっていろいろ。料金も違う。例えば高級品を扱う店が並ぶショッピング街なら十五分二十五セント、繁華街から離れた場所なら三十分二十五セント―というように。

 余談だが、二十五セント硬貨はクォーター(一ドルの四分の一の意)と呼ばれ、公衆電話などにも使う。最も利用価値の高い硬貨だ。

 さて、幹線道路から住宅街に入ると、パーキングメーターはあまり見かけず、標識で駐車制限を示しているところが多い。その付近に住み、許可証を持っている人だけが止められるという表示もある。

 この標識、慣れないうちは解読するのが大変だ。

 よくあるのが「Street Cleaning(道路清掃)」の表示。わがアパートの前は木曜日の午前八時から十時まで、清掃のため駐車禁止になっていた。道路を渡った反対車線は水曜日の同じ時間。同じ道路でも、細かく制限が分かれている。

 その日時になると、ふだんぎっしり車線を埋めている車がきれいさっぱり、どこかに消える。たまに車がポツンと止まっていると、フロントガラスには必ず違反切符がヒラヒラと揺れている。

 街では常に、駐車違反専門の係官の車が巡回している。「みんなで止めれば怖くない」式の日本と違い、駐車規則はかなり守られている。

 考えてみれば、街中に無料か一日四、五百円の駐車場がある土地。罰金を払うことを考えれば、駐車場に止めたほうがずっと「オトク」ではある。

掲載日:1998/10/30


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