日々小論

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 3人、5人、6人。営業再開した三宮の居酒屋の店主が、ブログに日々の客数を記していた。兵庫県内の地酒がそろう人気店で、20人は入れたはず。再開にあたり席数を減らしたらしく、客足が戻り満員になっても売り上げは以前より減るのでは…と心配になる。

 居酒屋や映画館、劇場など、再開したサービス業の大半は「3密」対策として受け入れ能力を減らしている。居酒屋なら平日の仕事帰り、映画館なら休日といった書き入れ時に、お客を断らねばならない展開もありうる。自粛要請が全面解除されても、事業者は先行きに不安を募らせている。

 ここは利用する側も協力したい。例えば、映画は平日に仕事を休んで楽しむ。居酒屋は少し早めに、今の時期なら日が高いうちから一杯(むろん深酒は自粛)。書き入れ時の受け入れ能力が低下しても、それ以外の時間帯でお客が増えれば、マイナスはいくぶん和らぐだろう。

 コロナ禍で改めて気づかされたのは日本社会の「密」ぶりだった。

 満員電車で通勤し、仕事の後は混み合う飲み屋で一杯。正月や大型連休は新幹線の通路まで乗客でふさがれる。人々が一斉に仕事にいそしみ、一斉に休む社会は、ウイルスの拡散を促す素地ともなっていた。

 在宅勤務の普及は、仕事のかたちを変えつつある。時間や場所を制約せず、やるべき課題をマイペースでこなす。そんな働き方が浸透すれば社会の「密」が緩和されるだけでなく、個人の生活リズムや休み方にも好影響が及ぶのではないか。

 当方の在宅勤務も続く。仕事が早く片付いたときは、そろそろ居酒屋をのぞこうか。まだ日が高いうちに。

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