日々小論

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 部分日食を見た。

 21日の夕刻、雲の向こうにいる太陽を専用の眼鏡で観察すると、左下が欠けているのが何とか確認できた。輪郭がぼやけていたのが少々残念だった。

 高校生のとき、天文気象部の仲間と校内で日食の観測会をした。どちらかといえば地味なクラブ活動だったが、このときばかりは望遠鏡の周りに人だかりができた思い出がある。

 兵庫県内での次の日食は10年後。今回雲に阻まれた人も多いかもしれないが、今年はほかにも注目の天文現象がある。

 国立天文台によると、7月に木星と土星が相次いで「衝(しょう)」となる。衝とは、地球から見て太陽の真反対になる瞬間のこと。地球との距離が近くなり、明るく見える。太陽の逆にいるので一晩中見ることができる。今年はこの二つの惑星が寄り添っていて、7月6~7日にはそこに満月過ぎの月が近づく。

 木星と土星が最も接近するのは12月下旬。仙台市天文台によると、その見かけの距離は0・1度になる。ここまでの大接近は1623年以来397年ぶりだといい、貴重な機会になる。夕方に観測できるようだ。

 星といえば、もうすぐ七夕がやって来る。都市部で天の川を見るのは難しいが、織女星(しょくじょせい)(織り姫)の名で知られること座のベガ、牽牛(けんぎゅう)星(ひこ星)と呼ばれるわし座のアルタイルは夜空に輝いている。

 七夕を前に、西宮市の武庫川女子大甲子園会館が「星に願いを@甲子園会館」と題し、短冊に託す願い事をウェブで募集したり、姫路市の播磨国総社が七夕飾りを設けたりしている。

 願いを込めて星を見上げる夜は、新型コロナウイルスの心配もないだろう。曇り気味だった心もきっと解き放たれる。

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