日々小論

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 もともとこの時期は、モンゴルの大草原で満天の星空を満喫するはずだった。しかし、1年先送りすることに決めた。今年初めのことである。

 虫が知らせたわけではない。首都ウランバートルに新国際空港が近く開港する。来年は関西との往来がもっと便利になるだろうとの期待からだった。

 ところが新型コロナウイルス感染の拡大で、旅行自体がどだい無理な状況になった。

 それに最近はモンゴルとの感染レベルの違いも気になっている。アジアでも、日本とは状況がかなり異なっているのだ。

 24日現在の感染確認は288人で、死者はゼロ。中国との国境を1月下旬に閉鎖し、国を挙げての警戒態勢で拡大を抑え込んでいる。日本が中国からの全面的な入国制限に踏み切ったのは3月になってからだった。

 国内発着便の運航を停止し、入国者に3週間の施設隔離と2週間の自宅待機を命じるなど、対策は徹底している。市中感染は確認されていないという。

 特産品カシミヤの輸出が低迷するなど経済は減速している。だが人口300万人の国で感染が爆発すればどうなるか。政府も国民もそうした危機感を強く持っているそうだ。

 現在、モンゴルは日本からの入国も原則禁止としている。感染者がはるかに多い日本の現状を考えれば当然だろう。

 私たちは地球という同じ宇宙船に乗り合わせている。今は力を合わせて船内のコロナを封じ込めるため、草原で宇宙を仰ぎ見る夢は、世界中の感染が収束した後の楽しみとしたい。

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