日々小論

  • 印刷

 先日閉幕した自転車ロードレースの最高峰ツール・ド・フランスは、開催前から例年とは違う注目のされ方をした。

 コロナ対策をどうするかという点はもちろん、主催者が表彰式のスタイルを変更すると発表したため、日本を含め世界中で議論が盛り上がったのだ。

 これまでは2人の若くてモデルのような「ポディウム(表彰台)ガール」が勝者の両脇に立ち、祝福のキスを贈っていた。それを男女1人ずつにした。ホームページなどで確認すると、確かに女性と男性(しかもマスク姿)が登壇していた。

 ポディウム・ガールについては性差別的との批判が高まっていた。昨年、「女性はモノでもなければ勝者の褒美でもない」と廃止を求める3万人以上のネット署名が集まった。一方、「伝統なのに」などの反論もあり、主催側は悩んだようだ。

 興味深いところでは、自動車レースのF1が2年前に「グリッド・ガール」をなくした。ドライバーの名前などを記したプラカードをグリッド(スタート地点)で掲げる女性たちで、主催者は廃止の理由を「近年の社会規範にそぐわない」と説明している。

 堅苦しい時代になった、とのぼやきも聞こえてくる。でも表彰式に限らず、ガールに限定しなくてもいい事例はほかにもあるだろう。

 ツール・ド・フランスでの表彰台ボーイの画像を見たとき、正直戸惑った。それは、いわゆる「花を添える」役割を若い女性が担うのが自然なことだと知らず知らずに刷り込まれてきたからだと思う。

 ネット上で「表彰台ベビーなんてどう?」「キッズ(子ども)もいいね」などの意見が出ていた。賛成、見てみたい。

日々小論の最新
もっと見る

天気(12月4日)

  • 13℃
  • 8℃
  • 20%

  • 10℃
  • 6℃
  • 60%

  • 14℃
  • 8℃
  • 10%

  • 13℃
  • 7℃
  • 30%

お知らせ