日々小論

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 次期米大統領ジョー・バイデン氏の妻ジルさんは、米国で初めて公職以外の仕事を持つファーストレディーとなりそうだ。

 3人の子どもを育てながら教育者としてキャリアを重ねた。「教師であることは単なる仕事ではなく、私そのもの」とツイッターに投稿している。

 2007年、15年かけて教育学の博士号を取得した。このとき55歳。ドクター・ジル・バイデンを名乗り、生徒から「ドクターB」の愛称で呼ばれているという。夫の選挙支援のためにしばらく教壇を離れているが、復帰に意欲を示している。

 そのジルさんの呼称を巡って騒動が起きている。きっかけは米紙「ウォールストリート・ジャーナル」の記事。男性ジャーナリストが「ドクターと表記するなんて詐欺的だ。削るべき」と書いたのだ。

 筆者は「医師のみがドクターと名乗れる」と持論を展開している。どうやら教育学の博士号を軽視しているようだ。原稿の結びには驚いた。「ジル博士であることの小さなスリルは忘れて、ファーストレディーとして世界一の公営住宅(ホワイトハウス)で暮らす大きなスリルで我慢して」

 妻は家にいろと言いたかったのだろう。案の定、批判が殺到した。ジルさんは「私たちの娘の時代には女性の功績がおとしめられるのではなく、たたえられるような世界を一緒につくりましょう」とコメントした。新しいファーストレディー像を打ち立てる予感がする。

 そういえば、どこかの国にも異色とされるファーストレディーがいた。政権を揺るがす疑惑への関与が取りざたされながら、無邪気な言動は変わらなかった。彼女もSNSでの情報発信には熱心だったっけ。

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