日々小論

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 小学校で英語が正式な教科となって間もなく1年になる。実際にどんな授業が行われているのか知りたくて、西脇市立桜丘小学校を訪ねた。

 早くから外国語教育に力を入れる同市には、6人の外国人英語指導員(ALT)がいる。各校は年に1度、全ALTが集まる日を設けており、3年生以上の児童がほぼ英語のみの授業を1校時受ける。その様子を見学させてもらった。

 6年生の教室。「先週末は何をしたの」とALTに尋ねられた男児が「テレビを見た」。さらに「何の番組?」と聞かれ、「デイモン・スレイヤー!」。このやりとりで、私は人気アニメ「鬼滅の刃(やいば)」の英訳を初めて知った。

 35人の児童が数人の班に分かれ、交代で回ってくる6人のALT全員と会話する。ハイテンションで冗談を飛ばし、「グレイト!」と笑顔で反応するALTたちに、最初は恥ずかしがっていた子どもが徐々に積極的になったのが印象に残った。

 「間違えても大丈夫ということと、コミュニケーションには表情やジェスチャーも大事だよという点を繰り返し伝えています」と、同小担当のALTで南アフリカ出身のウイリアム・グラントさんは話していた。

 この日は5、6年生の評価も兼ねており、浮き彫りになった課題をその後の授業に反映させる。先に実施した学校の先生からは「うまく言えなかった児童が自信を失わないよう、再チャレンジする時間を設定したい」との声が上がっている。

 「英語が通じてうれしい」という気持ちを大事にしながら、現場が工夫を重ねていることが伝わってきた。同時に、この時代を生きる子どもたちの大変さを改めて感じた日でもあった。

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