日々小論

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 月曜日の午後、神戸の街頭で18歳以上とおぼしき制服姿の高校生に声を掛けて回った。不審者と思われないよう「神戸新聞」の腕章を巻いて。清潔感も大事と考え、感染対策のマスクを新しいものに替えて。

 「あなたは衆院選挙で投票しましたか?」。1時間半ほどで、何とか15人に話を聞くことができた。「投票に行った」と答えたのは4人。全員が家族と一緒に投票所に足を運んでいた。

 学校で主権者教育の授業を受けたこともあって、フェイスブックなどを調べたという生徒が3人いた。クラブの先輩の大学生からコロナ禍の味気ない学生生活を聞かされたり、家族の介護で苦労する母親の姿を見ていたり。なんとなく、今のままじゃだめだという認識は共通していることがうかがえた。

 その上で「何を基準に候補者を選びましたか?」と尋ねてみると、「やっぱり、新しい人」「若い人」「女性」という声が返ってきた。「政治家が交代しないで、政治が変わるなんて思えない」。極めてシンプルな意見である。

 選挙に行かなかったという生徒たちに理由を尋ねると、「推薦入試が近い」が4人。「何を基準に選べばいいのか、分からない」が4人。「下校時に区役所の期日前投票で列ができているのを見て、私なんかが投票していいの?と思わされた」という声もあった。

 「どうすれば投票率が上がると思いますか」と聞くと、6人が即答した。「ネット投票。ワクチンの予約もネットなのに」

 高校生とのやりとりで政治をめぐる大事なキーワードがいくつか。「新しい」「若い」「女性」の候補者が増える。ネット投票を実現する。さて、前向きに取り組みそうな政党はどこ?

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