日々小論

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 久しぶりにわくわくするニュースを楽しんでいる。新庄剛志氏がプロ野球日本ハムの監督に就いた。ど派手なスーツで会見に乗り込み、自らを「ビッグボス」と呼べという。秋季キャンプでも早速、独自の指導で話題をさらっている。

 監督1人でこうも活気づくのかと感心するが、トップ次第で浮揚を左右するのは政治でも同じかもしれない。

 10月の衆院選公示直後、来神した岸田文雄首相の街頭演説は意外だった。道行く人の足を止めるほどの熱気も迫力もない。菅義偉前首相が退陣し「選挙の顔」と期待されての登場だったが、「苦戦」の可能性を想定し、報道のギアを入れ替えた。

 結果、自民党は絶対安定多数を単独で確保し、公明党とともに政権を維持した。一方で、公示前勢力から議席を落とした。

 個々をみると、現役の幹事長が小選挙区で敗北、幹事長、閣僚を歴任したベテランは比例復活も果たせず惨敗。兵庫県内でも日を追うごとに激戦区が拡大し、12小選挙区のうち二つを落とした。ここ何回かの衆院選と比べてみても相当に激しい戦いだった。

 対して県内では日本維新の会が躍進した。小選挙区で1勝し、擁立した9人全員がバッジをつけることになった。当選率100%は間違いなく維新の顔、吉村洋文副代表への追い風が後押しした。

 いつからか、選挙の顔次第で選挙情勢が大きく振れる。だが、選ばれた政治家が全て党首に右にならえでは困る。党内の議論にさらされていない政策は、どこか危なっかしい。

 監督だけが目立つチームだとファンは離れていくだろう。有権者は、足腰の強いプレーヤー(議員)を待っている。

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