正平調

時計2017/05/11

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「ノーベル平和賞にどうか」という声まであるそうだ。ソウルでの「ろうそく集会」である。朴槿恵(パククネ)前大統領の退陣を求めた集会は平和的な行動で世論を表したから、と韓国紙で読む◆広場に集まった一人一人がろうそくをともす。遠目には光の海とも見える広場から新しい大統領は生まれたと言えそう。文在寅(ムンジェイン)氏の笑顔を見ながら、そんなことを考える◆ろうそくを手にした集まりは他国でも見かける。しかし20回以上も続いたソウルの集会は際立って熱かったように思えた。そしてその場に率先して加わったのが文氏◆集会の主役は若者である。激しい受験戦争や就職難が待ち受ける将来を案じてか、子を連れた母親も見かけた。文氏を当選圏内へ押し上げたのは、この世代の怒りだろう◆ふろしきは日韓共通と、韓国の初代文化大臣・李御寧(イオリョン)さんの著書で知った。西洋のかばんが「入れる」なら、ふろしきは「包む」。角張ったものも柔らかく包みこむ◆戦い済んで、保守と革新、あるいは世代間の溝が韓国内で深まっている。日韓の政治課題もこわばる。ふろしきにも似た柔らかく包みこむ力が欲しい。2017・5・11

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