正平調

時計2019/02/16

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海辺に生えたタデの穂の赤。青い垣根のように町を囲う山々。土の黒。それぞれ赤穂、青垣(丹波市)、黒田庄(西脇市)の地名の由来とされる。「角川日本地名大辞典」から引いた◆色の名がつく地名はいろいろ、いわれもいろいろ。とりわけ赤、青、黒、白の字は地図や住所録でもよく見かける。この四つは日本語で最も古くからある色の名という◆では、いまの兵庫をかたちづくる旧五国のイメージはどんな色? 本紙が広く募った「ひょうご五国の色」が決まった。それぞれ四つに絞られた候補のなかから皆さんに投票してもらい、一色ずつを選んでいる◆淡路は海と空の青、名づけて「渦潮セルリアン」、丹波はイノシシ、クリ、マツタケなど食の恵みを表した「猪栗茶(いのくりちゃ)」-といった結果である。但馬は1位から4位までほぼ差のない接戦を、「蟹(かに)朱色」が制した◆一つの色を極めるのに10年、いや、「一色一生」だと人間国宝の染織家、志村ふくみさんは書いているが、ある土地が一つのイメージに染まるのにはどれだけの時間を要するのだろう。そこに暮らす人々の営み、自然の恩恵。100年、それとも千年か◆四季折々、五国の色をめぐるのもいい。寒い季節なら、ゆでたカニに、ぼたん鍋…見るも法楽、食すも法楽。2019・2・16

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