正平調

時計2019/03/16

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大阪の放送作家、新野新(しんのしん)さんが話していた。-確か、桂米朝さんやったと思う。岐阜まで行ったら危ない、と。上方落語の大阪弁がどの地域まで通じるかという話題で、そう言ってた◆通じる範囲は狭かったんです。それを広げた一人は大阪弁でしゃべりまくった明石家さんまやと思う。彼、泥くさくないでしょ。東京の人間にもスーッと受け入れられた。功績大やと僕は思う…と話は続いた◆大阪弁、少し間口を広げて関西弁。その味を全国へ知らせたというなら、このラジオ番組もそうである。NHK大阪放送局から全国への生放送「かんさい土曜ほっとタイム」だ。残念ながら、きょうで幕だそうだ◆前身の番組から23年、毎土曜の午後となって15年。出演者のほとんどは大阪や兵庫、京都の出身だから、柔らかい関西の言葉が全国に流れた。週末の昼下がり、くつろいだ気分で聴いた人は少なくないだろう◆関西人と思う瞬間は何かを問う特集が本紙「週刊まなびー」にあった。ある高校生の回答。物を落とし「何してん?」と言われた母が「重力のチェック」。これは笑った◆身の回りのあれこれに笑いの粉をうっすらまぶす。そうすることでギスギスさせない。去りゆく番組を振り返りながら、失いたくない関西の味を思う。2019・3・16

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