正平調

時計2019/07/29

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子どもの頃、心を躍らせて読んだ本が誰にだってあるだろう。偉人伝、冒険記…。今も昔も少年にとって恐竜図鑑はその代表格に違いない◆かつては怪獣か巨大なトカゲのようだった「恐竜像」が、日進月歩の研究で劇的に変化している。最強恐竜といわれたティラノサウルスの最新の想像図の一つを見て度肝を抜かれた。全身に羽毛が生え、巨大なカラスかダチョウのような姿である◆契機は1990年代に中国で相次いで発見された羽毛恐竜の化石だ。体表の色も、爬虫(はちゅう)類に多い緑や茶色ではなく、極彩色だった種類もあったらしい。恐竜は鳥の祖先-かつて異端だった学説が今や通説になってきた◆明石市立文化博物館で開催中の夏季特別展「恐竜ワールド」をのぞくと、親子連れでいっぱいだ。「これは始祖鳥、あれはディプロドクス」。小さな恐竜博士が得意げに父に教える姿がほほえましい◆〈恐竜に見惚(ほ)れ少年の夏すぎゆく〉前川弘明。ふと思う。カラスのような肉食恐竜の姿を最初に見ていたら、われら昔の少年たちは、見惚れたかどうか…◆世界の恐竜地図は激変し、日本はティラノサウルスたちが闊歩(かっぽ)する恐竜王国だった可能性があるという。夏休み、童心に戻り、太古の兵庫に思いをはせてみるのもいい。2019・7・29

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