正平調

時計2019/08/03

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「ビヨンド・サイレンス」という小説を読んだ。同名のドイツ映画(1996年)の原作で、音楽家を夢見る少女が耳の聞こえない両親とぶつかりながらも、絆を深めていく話だった◆少女が教室の窓越しに、校庭にいる母親と手話で話すシーンがある。そうか、声の届かないところでも手話なら会話できるのか。声にして伝えるのが“音の言語”だとすれば、言葉を視覚でキャッチする手話は“光の言語”、そう呼べるのかもしれない◆「こうべ手話フェスティバル」が今月10日、お昼の1時から神戸新聞松方ホールで開かれる。手話によるスピーチコンテストなど、通訳もあるのでどなたでも楽しめる◆先日、コンテストの事前審査会をのぞいた。小学2年の女の子から80代まで、耳の不自由な方もそうでない方も、と幅広い。手だけでなく表情も豊かで、思いが全身からあふれて宙に躍っているかのようだった◆「ろうの同僚から教えてもらった」「消防士として手話でもコミュニケーションがとれるように」など、学び始めたきっかけは人それぞれ。「言語聴覚士になりたい」。自身が難聴という高校生は目標を語った◆いつか、宇宙人と話す-とは小学4年の男の子である。今はまだ小さな指先から夢の光が無限に伸びていく。2019・8・3

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