正平調

時計2019/08/08

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しばらく前から、食料品を買うときは原産地を確かめるようになった。輸入品が増えてきたからだ。安いに越したことはない。しかし農家を応援したい気持ちで地元産に手が伸びる◆一消費者のささやかな話だが、国としての動きではスイスに注目する。ご存じの方もいるだろう。一昨年の秋、へえーっという憲法改正をやってのけた。農地を守るという食料安全保障の考えを明記したのだから◆資料を読むと、なるほどである。酪農で知られる農業国も時代の波をかぶっている。農家や農地が減ってきたうえに、貿易の自由化で農産物の輸入が増えてしまい…と、ここまでの事情は日本とよく似ている◆このままでは、と生産者団体が危機感を持った。2年間、政府が消費者や環境保護団体とも議論し、憲法改正をめぐる国民投票となった。その結果、改憲賛成の国民がざっと79%というから、圧倒的な支持である◆カロリーベースで、日本の食料自給率が過去最低と同じ37%と農水省が発表した。輸出国に異変があれば、日本の食卓はたちまちうめくかもしれない低さなのに、なんとかしようという必死さが見えてこない◆ちなみにスイスは、食料自給率が55%に落ちたあたりから危機感を持っている。はて、この違いはなんだろう。2019・8・8

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