正平調

時計2019/08/16

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「潮時」とはもともと、海の潮が満ちたり引いたりする時刻のことを言う。転じて「潮の変わり目」、何かをしたりやめたりするのにちょうどよいタイミング、との意味が生じたらしい◆北海道のソーラン節にも歌われている。〈沖のカモメに 潮時問えば/わたしゃ立つ鳥 波に聞け〉。盆踊りでも親しまれる曲だが、このお盆はそれも聞けぬまま慌ただしく故郷を後にした方も多いことだろう◆列車の運休が前もって予告されるなか、帰省先や行楽地で過ごした人にとっては「いつUターンするか」、その潮時に頭を悩ませた盆休みだったに違いない。小欄も今、テレビで台風情報を見ながら書いている◆タイミングの悪いことに満月が重なった。月の引力などが強く働いて満潮時はいつもより海面が高くなる、いわゆる大潮の時期にあたる。去年の西日本豪雨や高潮被害の記憶がさめやらぬだけに気が気ではない◆夕刻になって、職場の窓をたたく雨と風の音が強さを増してくる。台風は四国から中国地方を通り抜けるコースをたどった。記録的な大雨になる可能性もあるという。被害の広がらないことを祈るばかりである◆朝には日本海の真ん中あたりにまで達しているようだ。警戒の陣を緩めていい、その潮時を慌てずに待つ。2019・8・16

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