正平調

時計2019/08/21

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さだまさしさんに「甲子園」という曲があった。喫茶店のTV(テレビ)では夏の甲子園/準決勝の熱気が店のクーラーと戦ってる…。兵庫と大阪の対決となったきのうは甲子園のみならず、テレビ前の熱気もぐんと上がったことだろう◆〈3000幾つの参加チームの中で/たったの一度も負けないチームはひとつだけ〉-でも、と歌詞は続く。敗れ去ったチームも〈負けた回数はたったの一度だけ〉と◆そのたった一度きりの敗北が全国大会の準決勝である。日本一を目指したというナインに「胸を張っていい」、そう声をかけてもしばらくは悔しさが先に立つばかりかもしれない。それでもやはり、胸を張ろう◆春夏ベスト4の快挙を甲子園の歴史に刻んで、明石商の夏が終わった。部員全員の「111人野球」だと何度も記事で読んだ。ベンチから、スタンドから目に焼きつけた光景は111人全員の生涯の宝物だろう◆熱闘も残すところ、いよいよあすの決勝だけである。一度も負けなかったチームと最後の敗者が決まる。野球を愛した正岡子規の歌をひとつ。〈打ちあぐるボールは高く雲に入りて 又落ち来(きた)る人の手の中に〉◆高く上がった白球を目で追う。球児たちのかっ飛ばした夢のかけらがキラキラと空から落ちてくるような。2019・8・21

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