正平調

時計2019/09/12

  • 印刷

「一番難しいのは後ろ向きになったとき」と語る名優がいた。舞台から消える前、すぐれた役者なら客席へ向けた背中にも味わいがある、というわけだ◆閣僚19人のうち留任は2人しかいない。横滑りも含めごっそり入れ替わった第4次安倍再改造内閣の顔ぶれを見ながら、任を終えた元閣僚たちの背中をふと思う。あなたの後ろ姿に味わいはあるかと◆県民投票、衆院補欠選挙などで、沖縄県民は米軍飛行場の辺野古移設に反対の意思を示した。それをきちんと受け止めた言葉を沖縄北方担当相だった宮腰さんから聞いていない。あなたの本心はどうだったか◆災害が相次ぐ。大規模な停電に見舞われた今回のような台風禍も、いつ、どこで起きるか分からない。しかし全国知事会が求めている「防災省」構想に、前防災担当相の山本さんは首を振った。今もそうお考えか◆地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画で、防衛省はミスを重ねた。そもそもこんなにお高いものが必要ですか、前防衛相の岩屋さん…などと、元閣僚の背中へ掛けたくなる問いがいくつもある◆ある先達は「政治家は常に歴史法廷に立つ被告人である」と言った。ずいぶん大仰な言い方だが、それくらい腹をくくってほしいね、新閣僚のみなさん。2019・9・12

正平調の最新
もっと見る

天気(11月18日)

  • 22℃
  • 14℃
  • 80%

  • 23℃
  • 10℃
  • 90%

  • 23℃
  • 12℃
  • 80%

  • 21℃
  • 11℃
  • 80%

お知らせ