正平調

時計2019/11/04

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ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が終わった。この約6週間で、とりわけ心に残った二つのことを◆ラグビーは高さと重さがぶつかる。でも目を奪われたのは、いわゆる小兵たちの奮闘だ。巨漢に押しつぶされそうになりながら、タックルし、密集を抜ける。問われるのは勇気、とあらためて思う◆172センチのデクラーク選手(南アフリカ)が話していた。「小柄な子どもも自信を持ってほしい。努力をすれば夢に手が届く」。毎日新聞で読んだが、W杯を見て、さらに歯を食いしばる子どもがきっとどこかに◆二つ目は日本代表について。31人の選手のうち外国出身者が15人いた。本紙の発言面に、多すぎるというファンの声が載っていた。同感の方もおられただろうが、15人の活躍を目の当たりにし、異論は薄れた◆日本総研の主席研究員藻谷(もたに)浩介さんが人口減についてラジオで解説しながら、言い添えた。「国籍は別でも、日本のために一生懸命プレーをする。W杯の代表は日本の近未来です」。聞きながら、深くうなずいた◆花期の終わりを告げる花を「仕舞(しま)い花」と呼ぶそうだ。詩人安水稔和さんの寄稿で教わった。W杯決勝も仕舞い花。楽しい季節が幕を閉じても、心の中ではしばらく、思い出の花が咲き続ける。2019・11・4

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