正平調

時計2019/11/10

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首里城の再建を応援する募金箱が豊岡市役所の1階に置かれた。1200キロも離れた地に、支援の箱。本紙但馬版の記事を踏まえ、沖縄と豊岡を結んだささやかな物語をお届けする◆沖縄は自前の米が少ない。だから国内各地から取り寄せている。贈り物としても人気があるという。全国のブランド米が味を競い合う激戦地沖縄で、存在感を示しているのが豊岡の「コウノトリ育むお米」である◆餌になる生き物が残るよう、冬も田んぼに水を張り、減農薬、無農薬で育てている。年間販売量の3割弱、そして関東全域で売れる量の2倍も売れる地、それが沖縄◆現地の大手スーパー「サンエー」が年に300トン以上買い取る。コウノトリと共生できる農法、という考えに共感したそうだ。どんな事業かを学ぶため豊岡で社員研修までするというから、単なる商取引ではない◆千葉県野田市、福井県越前市、新潟県佐渡市。豊岡の背中を追い、コウノトリやトキの野生復帰に取り組む町でも優しい農法が広がる。美しい鳥をよみがえらせる活動は自然を守ろうという段階へと進む。沖縄を見れば消費者もうなずいてくれている◆コウノトリがつないでくれた沖縄と豊岡を結ぶ物語。この国の農業が進むべき道をも語っているように見える。2019・11・10

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