正平調

時計2020/01/20

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「半沢直樹」「空飛ぶタイヤ」「陸王」…。次々とテレビドラマ化されて人気を博す池井戸潤さんの作品群はエンターテインメント小説とされるが、目を凝らすと鋭い観察眼が随所に光る◆直木賞受賞作「下町ロケット」では工場の描写がリアルだ。手作業で鉄板に穴を開け、ネジを埋め込む工程を主人公の佃航平が話す。「穴を開ける、削る、研磨する-技術がいくら進歩しても、それがモノ作りの基本だと思う」◆最先端の切削加工技術で全国の名だたるメーカーから注目されるのが姫路市の佐藤精機だ。創業65年、社員45人の中小企業だが、ものづくりに懸ける情熱は小説の佃製作所に勝るとも劣らない◆「どんな素材でもあらゆる形状に削ることができる」。社長の佐藤慎介さんの自負だ。5軸の工作機械を操り、ロケットや航空機、自動車、防衛関連などの難しい加工をこなす◆月間に扱う500種類の部品群は日本のものづくりのエッセンスだ。たつの市の工場を訪ねたときは日産のモータースポーツ「ニスモ」のエンジンカバーを削っていた◆工場で下町ロケットの番組宣伝を模したパネルを見た。青空を背景に作業服やスーツの男女の社員が格好良く歩く。キャッチコピーがいい。「ココからはじまる 田舎町ロケット」2020・1・20

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