正平調

時計2020/02/26

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本紙「イイミミ」欄を読んで、季節の移ろいを感じることは多い。いまであれば、ウグイスの初鳴きもそうである。そうか、もう鳴いているのか。しかも、上手にさえずっているらしい◆“春告げ鳥”の異名がある。目で感じる春といえば梅に桜にチューリップ…などいろいろあって甲乙をつけがたいが、耳に聞く春ならあの「ホーホケキョ」を1番手に挙げていいだろう。にしても、早くないか◆「梅にウグイス」というように、この鳥は梅との相性がよい。暖冬のせいで梅のほうが早くも各地で見頃を迎えた。いつも発声練習を重ねて調子を上げていくウグイスも、今季はだいぶ急いで仕上げたとみえる◆梅とウグイスにとどまらない。早足で春がやってくるといえば聞こえはいいが、どうだろう。冒頭に「季節の移ろい」と書いてはみたものの、正直言って冬春のメリハリをここまで感じなかった年は記憶にない◆さて、ウグイスは春以降も鳴く。昔の人は夏秋の鳴き声をありがたがらず、じじむさいとまで感じていたようである。清少納言は「枕草子」に書いている。春のうちだけ鳴く鳥ならばどんなにすばらしいか、と◆あまり早くから張り切って、今年の夏は大丈夫かしら…まあ、ウグイスにしたら余計なお世話に違いない。2020・2・26

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