正平調

時計2020/03/19

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かなうなら、ぜひ意見をうかがいたい方がいる。関西電力の初代社長、太田垣士郎さんである。亡くなったのは半世紀以上前だから無理な望みだが、健在だったら何とおっしゃるか◆但馬に生まれ、阪急と関電で社長を務めた。難工事の黒四ダムを見れば剛腕そのもの。が、会うと温厚篤実だったという。このころの本紙記事を読めば、課長時代に買った家に住み続け「身辺はきれい」、とある◆高浜原発がある町の元助役、彼とかかわりのある企業、関電。三つをつなぐ構図の裏で、多額の金品が動き、不自然な発注があった。それも30年間。問題を調べた関電第三者委員会がその実態を明らかにした◆理不尽な要求を受けたりする場合、相手と会う部屋のドアを開け放し、多くの目にさらすのがいいそうだ。つまり、こそこそしない。しかし関電は、内々ですまし、経営者らはずっと隠してきた。そんな実情が、今回の第三者委報告でかなりはっきりした◆さまざまな交渉ごとに臨んだ太田垣さんは、よく言った。「怒らず、恐れず、焦らず」と。まず、話をじっくり聞く。ただし「恐れず」。そう腹をくくれるかどうかが、難事を乗り越えていく器量ということ◆で、今回の不祥事を聞いたら-。何を恐れているんだと叱責(しっせき)したか。2020・3・19

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