正平調

時計2020/05/20

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例えば、の話である。個人的な急用があって、赤信号なのに道を走って渡った。後ろで子どもの声がする。「あの人はどうして、赤なのに渡ったの?」。親御さんは返答に窮している◆子どもにどう説明すればいい。信号を無視した人はそれならばと、ルールを変えることにした。とても大事な用事があって、その人でないと解決ができない。そういうときは赤信号でも渡っていいことにしよう◆「大事な用事って、どういう場合なの?」。子どもでなくとも、浮かぶ疑問である。その答えがしどろもどろで「これから考える」と言われれば、誰だって怒るだろう◆インターネットで「抗議します」の声が巻き起こった。そんなのは今だけだと高をくくった人もあったが、ルールに詳しいプロたちからも「むちゃくちゃだ」と反対ののろしが上がり…。例えばの話はここまで◆政府が検察庁法改正案の今国会での成立を世論の反発を受けて断念した。内閣が「この人は」と認めた検察幹部は定年を過ぎてもポストにとどまれる-との内容があるが、「どういう場合か」と要件を問われて答えられなかった。これから考えるらしい◆秋以降の成立を期すという。もともと無理筋なところがある法改正に、うまい理屈が見つかるとは思えない。2020・5・20

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