正平調

時計2020/06/01

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本紙地方版で「町へ出るな、書を読もう」という連載を読んだ。詩人や漫画家、校長先生、専業農家ら多彩な面々が、お薦めの3冊を紹介している◆相生市でブックカフェを営む山本岳史さんが壁を打ち破る1冊として選んだのは、伊坂幸太郎著「重力ピエロ」。「こんな面白い本があるなら本屋に未来はある」と開業を決めたという◆姫路出身の漫画家香山哲さんは、犬養道子著「お嬢さん放浪記」に心躍らせる。勇敢な昭和女子の冒険は「今の日本人の栄養になる」と強く推す◆加西市の詩人時里二郎さんは、宮崎駿さんの漫画「風の谷のナウシカ」を若者に薦める。「清浄と汚濁こそ生命だ」。ヒロインの言葉から、コロナと共に生きる手掛かりを読み解く◆寺山修司が「書を捨てよ、町へ出よう」を書いたのは50年余り昔。家出や競馬、女たちを語る言葉は刺激的だが、今は我慢の時だ。緊急事態宣言は解けても、町へどっと繰り出すのは避けねば◆小欄からはシャンプーハットこいでさんの漫画「パパは漫才師」を薦めたい。その1こま。子どもらが鬼の言ったことに当てはまる人は逃げる、という遊びをしている。珍しく全員が逃げだした時の鬼の言葉は何か。「お母さんが大好きな人」。こんなやさしい笑いが、今はいい。2020・6・1

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