正平調

時計2020/06/10

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高さ約450メートルの東京スカイツリー展望台は地上より重力がわずかに小さい分、1日に10億分の4秒、時間が早く進んでいる-。東大教授らの観測結果を、しばらく前の新聞で読んだ◆アインシュタインの一般相対性理論によれば、重力が大きいところは時間がゆっくり進む。観測はそのことを実証したという。コロナ禍のさなか接したニュースに“心の重さ”もまたそうかもしれないと考えた◆自粛、自粛で気分の重たい毎日は、時間の流れがいつもよりだいぶ遅いように感じられた。商いや暮らしの当座をしのぐための支援金をきょうか、あすかと待っている人たちには一日が千秋、万秋の思いだろう◆それなのに政府はだれを応援しているのやら。中小企業向けの持続化給付金事業では金の流れを怪しまれ、観光支援「Go To キャンペーン」は事務委託費がべらぼうな高さ…と、いちいちつまずいている◆「こんなことしている間に倒産しますわ」。本紙イイミミで、自営業の方が給付金申請のややこしさを嘆いていた。ひとの書類だとやたら光る役人の目も、おのが金遣いには甘い。しかも税金、ひとの金である◆一般性のないお役所理論で、時計の針を遅らせることなどなきよう。きょうの「時の記念日」に願っておく。2020・6・10

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