正平調

時計2020/06/12

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西宮市に育った作詞家岩谷時子さんの手がけた作品に「夜明けのうた」がある。夜明けのうたよ/あたしの心の きのうの悲しみ/流しておくれ-。岸洋子さんが歌って、ヒットした◆明けない夜はない。やまない雨もない。この春以降、何度か耳にした言葉にならって言うなら、春の来ない冬はない、となるだろうか。全国32校の高校球児たちに“春”の知らせが届いた。聖地への切符である◆中止となった春のセンバツ出場校を8月、西宮の甲子園に招待し、各校1試合ずつの交流試合を行うという。不条理に奪われた夢の代わりとはいかなくとも、悔しい思いをわずかでも流して…との計らいだろう◆原則無観客とするなど、さまざまな制約がある。心配ごとも尽きない。それでも、よかった。他のスポーツや文化活動でも高校、中学の集大成となる舞台づくりの動きがある。ここぞの大人の知恵が出るといい◆歌をもう一つ。春のセンバツは入場行進曲に「パプリカ」が決まっていた。夏が来る 影が立つ あなたに会いたい/見つけたのはいちばん星/明日も晴れるかな-。いま聞けば、より味わい深いではないか◆いつもと環境の違った甲子園で、戸惑いもあろう球児たちである。「ようこそ」。温かく迎えてあげたい。2020・6・12

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