正平調

時計2020/08/30

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「ヒラメ裁判官はいらない」と若手を戒めた最高裁長官がいた。上級審を気にせず仕事をしろという趣旨だった。ヒラメなら、永田町という入り江にもたくさんと、皮肉る声がある◆自民党の歴史は権力闘争の歴史でもあった。ところが安倍1強の7年8カ月で、ずいぶん変わった。もの申す議員はほんの一部になり、気が付けば首相の傘に入ってしまっている。その傘が突然、折りたたまれた◆安倍首相の辞任表明で、永田町からあわただしい靴音が響く。さあ総裁選と、さや当ての音も聞こえる。そこで、提案。大事な総裁選だ。派閥の縛りをなくし、誰かの顔色をうかがうこともなく、議員みんながそれぞれの良識で投票したらどうだろう◆伝わるところでは、党員・党友の投票をせず、国会議員と都道府県連の票だけで総裁を決めるようだ。これはどうか。7年8カ月の長い安倍時代を有権者がどう受け止めているか、一番知っているのは現場の党員や党友なのに。大事なところを省いている◆織田信長はお気に入りの家臣だけに茶の湯を許した。だから「御茶湯御政道(おちゃのゆごせいどう)」と呼ばれた。茶の湯はないが、安倍首相もお気に入りで周りを固めがちだと批判される◆功罪、あれこれ。度量の広い議論がないなら、国民はそっぽを向く。2020・8・30

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