正平調

時計2020/10/23

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「ぶらり」とくれば「バスの旅」や「鉄道の旅」がまず頭に浮かぶが、中には「ぶらり空の旅」を楽しむうらやましい人もいらっしゃる。歌手の井上陽水さんも昔、そうだったらしい◆空港まで出掛け、そこで目的地を選んでチケットを買う。対談で語っていた。「とりあえず香港に行ったことがあるんです」「それからロンドンへ行きました」。昨今のご時世ではおとぎ話を聞くようでもある◆新型コロナウイルスのために“超低空飛行”が続く「空の旅」需要の回復が見通せない。過去最大の巨額赤字になる見通しのANAホールディングスが、国際便などで使う大型機を削減する方針だと報じられた◆同社が悲願だった初の国際定期便をグアムに飛ばしたのは1986(昭和61)年のこと。海外のガイド本コーナーが書店で存在感を増していくなかで、空の旅を身近なものにしてきた業界が、今は苦境にあえぐ◆北京 ベルリン ダブリン リベリア/束になって輪になって。PUFFY(パフィー)の人気曲「アジアの純真」は作詞した陽水さんのぶらり旅を思わせる。開けドアー/今はもう/流れでたらアジア…◆遠くなってしまった異国へ、旅人が心おきなく飛んでいけるのはいつの日か。「開けドアー」と念じてみる。2020・10・23

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