正平調

時計2021/01/25

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冬の瀬戸内海の美しさは格別だ。大気が澄み、太陽の位置も低くなるため、海に反射した光が遠い陸地まで達する。しかも朝夕は海や空の色が刻々と変化していく。長時間見ていても、全く飽きない◆海の表情を毎日眺めたくて神戸・塩屋のアパートに暮らしたことがある。海辺まで急斜面が迫る地域だ。険しい坂道に難儀する代わりに、光のショーを手に入れられる◆地元の不動産業者は「三大眺望物件」の一つだと話していた。道が狭く不便だが眺めがよく、しかも格安という触れ込みだ。住民と交流すると、さまざまな経緯でここにたどり着き、癒やされていると分かった◆瀬戸内海の絶景といえば、たつの市の新舞子海岸も忘れるわけにはいかない。広大な干潟が朝日に照らされ、複雑な陰影を見せる。昨年1月の本紙は「黄金のパレット」と伝えた。青から赤紫、黄金へと移ろう◆取材した記者は「今年は撮れないかも」と嘆く。海沿いのホテルが絶好の撮影場所で、駐車場が一般に開放されていたが、コロナ禍による経営難でホテルは閉鎖された。こんなところにも感染拡大の影響がある◆緊急事態が再発令された。気分が晴れない方は、車で海岸に行ってはどうだろう。朝焼けに包まれると自身も自然の一部と思えてくる。2021・1・25

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